Now and Back Then 全曲本人解説。

Now and Back Then

ニューアルバム「Now and Back Then」

   

全編通すと、1時間を超えるアルバムです。

前半は弾き語り集、 後半はバンド楽曲、 2枚のミニアルバムを合体したもの、と言うイメージでつくりました。

一曲目から聴くもよし、後半9曲目からユウサミイの軌跡を辿るもよし。    

               

         

Chapter 1 「 Now 」 1〜8  

            

1 マリア

舞台「音楽劇 君よ生きて」オープニングでの出演者全員によるアカペラコーラスに使用した曲。

舞台では一番だけの歌唱のため、転調したブリッジ部のメロディーはでてこなかった。

音楽監督だったユウサミイは主に最低音部のコーラスパートを担当していた。

             

2 世界の果てへつれてゆこう

舞台「鏡の法則」挿入歌  舞台では2番を主人公「栄子」が歌っていた。 ユウサミイが音楽監督を担当した全舞台、本編の中で唯一この歌だけ、イントロからエンディングまで全て(音源としてはでていないが)オリジナルと全く同じ状態で演奏した曲。(他の曲は一曲通した物もどこかしらで舞台に合わせた変更があった)ライブで演奏して欲しい、という声を一番多くもらっていた曲。なぜやっていなかったのかは、ユウサミイ本人にも、謎。 

               

3 いいですか

収録曲中唯一、ライブで必ず演奏している定番曲。ライブでもたいてい3曲目。

ライブでは「奥さんにキサマと呼ばれる話」がセットになっていて、一種の名物曲。

                        

4 君だけ

舞台「鏡の法則」挿入歌  前作「世界中でたったひとつの ひとり分の宇宙」では3peaceバンドバージョンで収録されている。邦楽には珍しいブルースギターの弾き語り。

               

5 Elle

ストリートミュージシャンをしていた時代に、曲のほとんどをブリスベンの街中で作った曲。歌中登場するダウンタウン、は、ブリスベンのチャイナタウン。

登場する路地裏や人物全て実在する。 この曲のみ、アルトギター、という音程の高い、小型のクラシックギターを使用している。

         

6 涙がこぼれました

舞台「鏡の法則」挿入曲  いつかピアノでジャズ風にしてやってみたいお気に入りの歌。

        

7 Flower

舞台「音楽劇 君よ生きて」カーテンコール曲 アマチュア時代、この曲を作った事で、脱サラしてプロミュージシャンを目指すと決意した、人生を変えた歌。

ギター伴奏が複雑でメロディがあり、かつ、サビでビートの裏表のイメージが変わり、ブレスの場所をひとつ間違えると息が続かなくなる、ユウサミイ弾き語り楽曲の中でも最も演奏が難しい曲。

           

8 おやすみなさい

本アルバム制作中 アルバム音源完成3日前に出来上がった歌。作った時の記憶を残したいと、コロナ禍にゆれる世の中と人々に思うことを綴ったこの歌は 収録楽曲中この一曲だけ、目の前マイク一本だけおいて、周波数処理以外、一切の処理をしていない裸録音。いわばデモ音源。     

  

    

  

Chapter 2 「Back then」  9〜15

2005~2010 まで使用した古い機材に残っていた音声を主に使用した「あの頃」の歌たち。  

     

9 FLY

日本に帰国した頃、ライブで必ず演奏していた曲。 ゴールドコーストに来た時の自分の気持ちを歌った歌。

ボーカル、ベースは2009年、ゴールドコーストの自宅での録音音声。ギター、パーカッションは音声が不完全だったため今回取り直し、制作し直したもの。

  

10 キミハキセキ

気に入っているものほど拒絶が怖いもので出さずに温めていたのではないか、と思う大好きな歌。ボーカル、コーラス、ギター、ベース、は、2009年頃のオーストラリアでの録音。パーカッション、ドラムは、今回作り直し、オルガンを追加した。

      

11 インベーダー

2008年頃、某アイドルグループのアルバム曲コンペを知り合いから紹介され、「ホラー、コメディ、などテーマのはっきりしたロック調」というお題に「ホラーでヘビメタ」と決めて作った歌。コンペでは端にも棒にもかからなかったが、とても気に入っていた。ボーカル、ギター、ベース、はその当時の音声。効果音。ドラムを新たに制作し、キーボード、効果音は、当時イメージしても技術的に不可能だったものを、今回思い出して追加。ギターソロ当時いれておらず、今回追加した。

ジャケットブックのインベーダーの絵は、鹿児島の友人の息子、宮里琉雅くん、6歳。

         

12  太陽を撃ち落とす日。 

アマチュア時代、2005年から制作し、2006年4月に今で言うSNSで「ミュージシャンになりたい」と言って作った80人の友達に、チェーンCD、と称して、オーストラリアから無料配布した幻の7曲入り自主制作CDの一曲目。一番最初に制作し、ユウサミイ、の楽曲が一番最初に日本で再生された記念の曲。このチェーンCDがきっかけでプロ活動を始めるようになった。チェーンCD音源が入手できたため、全て2005年の音源そのまま。(周波数調整のみ処理)

       

13 CDまわして!  

チェーンCD最後に入っていた、チェーンCDの目的を歌った楽曲と言っていいのかわからない曲。

オリジナルでは存在しないURLを連呼しているため、今回聴き取れないように音声を修正し、その旨、曲中でアナウンスをしているので、全くオリジナルのまま、ではない。

     

14 CDまわさないで!

CDまわして、で、CDを友達にまわしてくれ、と歌ってしまっているため「それは2006年の話ですよ」という注意喚起のために制作したので、音声すべて現在のもの。

なお、この2曲は歌詞カードに歌詞を載せていません。

で、自分で言うけど、アレンジ、ちょーかっこいいです。

               

15 ミモザの花が咲く頃

2010年、一旦日本に落ち着いて活動しようと、オーストラリアを離れる事を決意した時、殴り書きのように録音したデモがあった。人に聴かせるつもりもなかった歌なので音質もひどく、残念ながら使い物にならない状態ではあっても、歌自体はちゃんと覚えていた。本作のプロジェクトで改めてその弾き語りデモを聴いて、なんとも懐かしく、当時自分が歌いながらイメージしていたままの、3ピースバンドの楽曲として、今回、あの頃の歌を、新たに楽曲音源としてリボーン。

      

   

全楽曲、作詞、作曲、編曲、楽器演奏 MIDIデータオペレーション

ユウサミイ